492人が本棚に入れています
本棚に追加
さやちゃんがどっか行きたい! って珍しく言うことも、あるけど、それは僕も喜んで行きたい秋葉原か、コスプレのイベントで……。
さらにたまに銀座とかに行って、僕の服を見たててくれる。
これは村岡からのアドバイスがあったからなんだけど。
「お前、髪すげーよくなったから、服もミューズに見たててもらえば? お前をカスタマイズできるって喜ぶと思うぞ」
それをさやちゃんにちらっと言ってみたら、さやちゃんは目をキラキラさせた。
「予算は?」
「えっと、これくらい? 」
「そんなに使ってもいいの! やった! さや、なおちゃんに着てみて欲しかった服色々あるの」
そう行って最初に連れていかれた店でさやちゃんが、一生懸命店員と話しているのを見て、服なんて体感温度にあってればいいなんて思ってたけど、
僕のために、一生懸命選んでくれるさやちゃんが見たくて、僕は靴下一足買うときだってさやちゃんが一緒にいる時に買うようになった。
.
最初のコメントを投稿しよう!