顔合わせ⑧

4/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
柚「ん?アルプちゃん、キミは女の子、だよね?」 (まさか、アルプちゃんは奈都君みたいに女顔な男の子!?) と少々慌てて聞く柚華。 ア「女?…えっと?ボクが?ち、違うよ…?」 焦りながら答えるアルプ。 柚「え、でも」 食い下がろうとする柚華に ア「ちぇがうよ!?」 慌てたせいか、噛みながら叫ぶアルプ。 それが答えみたいなものだが、 柚「あ、そうなんだ。アルプ君、なんだね。」 阿呆だからか、気を効かせたのか納得したように頷く柚華。 柚「まぁ、いいや。色々ありがと。これからもよろしくね」 スッと手を差し出し声をかける柚華。 ア「うん。よろしく。柚華さん。」 差し出された柚華の手を握るアルプ。 こうして、アルプと柚華は出会ったのだった。 柚「う~ん。やっぱこの手の柔らかさは、女の子だよなぁ」 ア「ちょ、また言った!!」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!