第二章

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「ではまず一つ。仁は何処から来た?」 「えっと…何処からって言われても。目が覚めたらあの森の中にいて…」 「貴様嘘をつくんじゃない!!」 「巌甲…落ち着け。 それでは二つ、何処出身だ?」 「○○県○○市だ。因みに十八年間ずっとだ」 「そんな地名聞いた事がないぞ!嘘をつくんじゃない!!」 「落ち着けと言っているだろ巌甲。 だが、確かにそんな場所は聞いた事がない。それは何処らへんなんだ?」 「何処って日本の…」 「日本…とは?」 「いやいや流石に日本は分かるでしょ!?国だよ、国。日本って…」 「聞いた事は…?」 「いえ…ありません」 「…」 ぇっ?ちょっっっっっっと待て! 今までの情報を整理してみよう。
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