ようやく日常パート…

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「それはグラスレンの果汁を乾燥させてできた結晶を使ってるんですよ。お祭りでは定番といっても過言ではないです」 「へえー。僕も買ってこよ。アリスはいる?」 「よろしくお願いします」 1人屋台へ向かう連夜。アリス連れてけよ…肝心なところで抜けてるんだから。 それにしてもグラスレンの果汁か。 グラスレンは日本のレモンや柚子などみたいに、肉や揚げ物にさっと搾られることもある。 レモンとかと比べるとすっきりしているため、そのまま食べるのも人気な果物だ。 連夜とアリスがグラスレンの綿飴を食べ終わる頃には屋台がある通りの半分近くまで見終わった。 「時間に余裕を持たせて行動するなら、そろそろ戻った方がいいですね」 夕方からは城でもパーティーがあるから、それまでに戻って準備もしないといけないしな。 「アリスは主役だからね。遅れたらいけないし戻ろうか」 連夜の言葉に同意して来た道の隣の屋台がある通りで城に戻る。 来るのにかかった時間に準備する時間を足しても30分くらい余裕があるから、3人とも歩きながらもまだキョロキョロと屋台を見てる。 「「かわいい…」」 サクヤとアリスの足が同時に止まる。 連夜も足を止め、2人で女子の視線の先を辿るとダーツ式の的当て屋があった。 景品か…
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