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「それに、どっちにしろ、お前の寿命ってあと10分くらいしかなかったし」
「衝撃の事実!!」
逆に召喚されそうになったおかげで神に目をつけてもらえて、さらに転生できるの?
連夜を無理矢理異世界に送っておいて、俺はのうのうと転生ですか…メシウマです。
「まあ、そんな感じだな…
どうする?転生するか、このまま輪廻に還るか」
そりゃ、転生しますよ。
まだ、16歳だし楽しみたいから。
「といっても、赤ちゃんからスタートか5歳くらいからスタートだけどな」
…ショック。輪廻に還ってもいいかもしれない。
「代わりに、少しくらい希望を叶えてやるから」
連夜の行く末も知りたいし頑張れ、俺!
「じゃあ、俺が普通に転生したらどんなスペックになるんだ?」
「そうだな。魔力、属性共になし。身体能力は中の上、頭は上の下くらい。スキルはシステムクリエイターだな。システムクリエイターは魔法陣とかを創れる能力だがなかなか凄いぞ」
ほう…面白そうだが基準がわからないから良くわからん。
が、魔力、属性なしはダメだろ。
「魔法学校入学時…日本でいう高校入学時で、魔力量の平均は1万程度だな。お前のスペックもその歳でのスペックを言った」
「ちなみに連夜のスペックは?」
「魔力量300万、属性は基本属性全て。身体能力は上の中。聖剣保有者。スキルに限界突破を持ってるな」
さすが主人公(本当に主人公なのか一気に怪しくなってきたが)。レベルが違うね。
チートスペックもいいけど、変なことに巻き込まれたり戦ったりするの面倒だから、そういうのは連夜に任せておこう。
「俺が召喚されそうになった理由は?やっぱり魔王とか?」
「理由は使い魔召喚だな。使い魔召喚が確立してない世界だけど、面白そうだから王族にだけ教えてみたら暴発して召喚されたみたいだ(笑)」
理由もなく呼ばれた俺と、代わりに行った連夜、特に連夜どんまい。
お前の犠牲によって、俺は楽しく生れるんだ…
それより(笑)うぜえ…
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