ようやく日常パート…

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今のガチで決まったぞ… 膝蹴りを放った本人はしれっとした顔で歩き出す。 さらばレイト。お前のことは忘れない。 苦笑いをしているサクヤを連れてミリナの後を追う。 「レイトもテストの度になっつんに泣きつくなら、ちょっとは自分で勉強しろって感じだよねー」 といいつつ、いつもレイトがしっかり勉強の用意して頼みに来たら、一緒に勉強教えてくれるんだがな。 最初から甘やかすと、レイトみたいなタイプは図にのるからいいんだろうけど。 下駄箱に着いてベンチ(俺が魔法陣で出した)に座ってルシリアを待つ。 下手に探すと入れ違いになる可能性があるから、絶対通る所で待ってる方がいい。 俺はそういうタイプの人間です。 「あ!夏樹!」 アリスにセシルに赤髪を連れた連夜が教室の方から歩いてきた。 やっぱり、この主人公もどきもイベントを起こすことに関しては一級品か… …俺の召喚に巻き込まれた時点で欠陥品じゃん。 「夏樹も来週のテストに向けて一緒に勉強しよ」 「別に勉強しなくても大丈夫だろ。科学面では地球の方が発展してるし、魔法なんて構築覚えるだけだし」 ちなみに魔法陣のテストもあるけど、基礎の基礎しか授業やってない。 魔法も魔法陣も既存のものを読み解くだけだから簡単だ。 「みんなで勉強するのがいいんじゃん」 「…まあ、いいけど。お前の部屋でいいだろ?俺の部屋に大量の人を入れるのは嫌だし」 どうせ後ろのアリスとセシルと赤髪も来るんだろ。 俺とサクヤとミリナとルシリアとレイトいれたら9人もいるじゃん。
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