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「サクヤさんも大丈夫なんですか?」
俺の後ろで静かに座っていたサクヤに話を振る。
「私はナツキ様に普段から勉強を教えてもらってるので、テスト前に焦るようなことはないです」
「な、ナツキに教えてもらってる…」
なんか勝手に悔しそうにしてるアリスは放っておこう。
なんか面倒だし…
あ、サクヤに問い詰め始めた。
口パクで助けてって言ってるけど巻き込まれたら嫌だから放っておこう。
触らぬ神に祟りなしだ。
諦めて犠牲になってくれ。
そんな感じで、俺はセシルと談笑して、ミリナはレイトをからかいながら勉強を教えて、ルシリアは苦手な部分の復習をして分からないことを俺に聞き、赤髪は連夜にかまってアピールをして、連夜はそれを流しながら本を読み、アリスはたじろぐサクヤを質問攻めにしていた。
まともに勉強してるのルシリアとレイトだけかよ…
皆テスト余裕過ぎでしょ。
さらに、サクヤを除いて学園の二年生の中でも戦闘能力に関しても上位に入るような奴ばっかりだし。
やっぱり主人公の周りには高スペックの仲間が集まるものなのだろうか?
当初の計画より、かなり楽に物語を進められそうだ。
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