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「死んだ…燃え尽きた…」
テストが終わってから、ずっとぶつぶつと呟いていたレイトが俺の部屋に着くなり倒れこむ。
汚れるからやめてくれないかな。
「お前毎回そうなるんだから、ちゃんと計画立てて勉強しろって言ってるじゃん」
時間がなかったから、俺とミリナで数学と化学と魔法陣学だけ詰め込んでやったが、それ以外がクソみたいな出来栄えだったらしい。
あの勉強会をしたのがテスト三日前。
学園は前期と後期に一回ずつ筆記テストがあるだけなので、一回の範囲はそこそこ広い。
その上、二日で八科目やるものだから、三日間の勉強でどうにかなるわけないんだよ。
「夏樹が部屋に招くなんて珍しいね。どうかしたの?」
連夜…
お前もこのレイトをスルーできるだけのスルースキルを手に入れたのか…
今いるのは勉強会のメンバーから赤髪とセシルを抜いたメンバーだ。
赤髪は連夜連夜うるさいから、セシルに足止めしてもらった。
「暑いから面倒だったし俺の部屋にしただけだ。用件はアリスの誕生日パーティーに行った後、俺の家に来ないかって話」
明日で学園が夏休みに入るし、明後日のアリスの誕生日パーティーが終われば完全に休みになるからな。
「ナツキの家行ってみたい!」
復活早いな、おい。
レイトはもともと強制参加させるつもりだったからいいけど。
「私も行きたいなー。なっつんの家なんて激レアだし」
「私も行くわ。どうせ夏休みだから暇だし」
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