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全員参加ってとこか。
「ぼ、僕ーー」
「連夜は強制参加だから」
「そうなんだ…まあ言われなくても行くけど」
これで参加者は決定。
全員来るとは思わなかったけど、寝る場所くらい大丈夫だろ。
俺の家にも客室五部屋くらいあったはずだし。
「それにしても暑いね…クーラーもないなんて生きていけないよ」
部屋の中だからまだましだけど、連夜の頬を汗が伝っている。
これだから現代っ子は…
昔はクーラーも扇風機もなく、うちわとか扇子で暑さを耐えていたっていうのに。
まあ、俺もそんな生活はしたことないんだけど。
「火か水か風の魔力を上手く纏えば温度調節できるぞ」
「まじで!俺もやろ。暑くて死にそうだし…魔力を纏って…熱!熱い熱い!」
レイトが一人で暴れてる。
自分の魔力だから、燃えてる訳じゃないから転がっても収まらないし、むしろ動いて暑くなるだけだから。
「火は熱吸収をしなきゃいけないから難しいが…」
「そ、そうなんだ…水でやろ」
連夜は大人しく水の魔力を纏う。
ホッとクーラーの効いた部屋に入ったような顔をしたから成功したんだろう。
「おい!ナツキ!死ぬかと思ったじゃねーか!」
本当に復活早いな…
これが弄られキャラ特有のゴキブリ並みの耐久力か…
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