ようやく日常パート…

13/39
前へ
/422ページ
次へ
「さすがに1分で500くらい魔力を消費しちゃうと使ってられないよ」 ダダ漏れだな。 完全にコントロールできれば、36度くらいの今の気温だと、1分で100も使わないはずなのに。 連夜の言葉を聞いて、アリスとミリナとルシリアは発動するのをやめる。 お前らは1分で500も消費したら一時間で魔力の大半がなくなるもんな。 「仕方ない…お前らにはこれをやろう」 青いたぬきのようにお腹辺りのポケットから取り出した魔法陣の描かれた玉をセットできるブレスレットとセットするようの玉を渡す。 「これは?」 「ブレスレットに青い玉をセットして魔力を流してみろ」 全員がブレスレットを着け魔力を流す。 「「「寒っ!」」」 「とまあ、魔力を込めすぎると寒くなるが、温度調節の魔法陣が刻まれてる。青いのが涼しくなって、赤いのが暖かくなる」 おおーと感動したように魔力を流す量を調節して自分の心地よい温度を探してる。 「これ凄いね。1分あたり50も魔力を使わないで魔力を纏うより効果が強いなんて」 さらに凄い魔法陣が俺とサクヤの服には刻まれてるんだけどな。 一つの魔法陣で暖かいのも寒いのも調節でき、必要魔力量を自動で計算し発動する手間いらずの魔法陣が。 それは作るのにかなり時間と材料と集中力が必要だからあげないけど。
/422ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6569人が本棚に入れています
本棚に追加