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「それはやるから。玉ごとに違う魔法陣が刻んであるから試しとけ」
障壁やら念話やらの魔法陣の玉も作っておいた。
特に念話はあった方が何かと便利だからな。
市販されているやつは低品質高価格でサイズも大きいし。
悪用されないように、俺と国王と学園長で考えて品質を落としたんだけど。
「やっぱり夏樹の魔法陣は凄いね。この大きさなのに効力がしっかりしてる」
連夜にはクラス対抗戦の後に、俺の能力や魔法陣を作成してることを教えたから、俺が天才魔法陣使いとかいう安直なしょうもない名前で呼ばれてるのを知っている。
「ナツキが作ったのか!?これ得意とかいうレベルじゃねーぞ!賢者レベル…いや、それより上じゃん!」
と、まあ、連夜のセリフの言葉のせいでみんなにも説明しないといけない感じになったので、時間もかかりそうだしお茶を用意してから説明した。
終始テンションの高かったレイトのせいで話が中断されたりしたけど、だいたいの説明はした。
眼帯の魔法陣の説明をしたらレイトが欲しがったが、予備の眼帯を渡して使わせてみると、全くと言っていいほど扱えず、逆に体内魔力と競合して普通の力も使えなくなったため諦めた。
やっぱりあの魔法陣は、普通の人には魔力が無くなったときくらいしか使い道がないのか…
連夜や兄さんに持たせられたら、敵無しになりそうだと思ったのにな。
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