ようやく日常パート…

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* * 学園が夏休みに入った翌日、夏休み前の最後の仕事をするために王城に来ている。 仕事と言ってもアリスの誕生日パーティーに参加するだけなんだが…一応貴族だし対応とかもしないといけないから面倒い。 学園から王都までは馬車で3時間弱。 朝に終業式があり、終わり次第王都に向かったため夕方には王城に着き、昨夜は城に泊まらせてもらった。 両親も俺も王であるアルスさんとは仲が良いから泊まらせてもらえるんだけど、王様にコネあるっていいね。 「サクヤお茶頂戴」 城に来るとメイドか執事をつけてもらうことは出来るんだけど、俺にはサクヤがいるから断ってる。 やっぱり慣れ親しんだサクヤがいいよ。何も言わなくても俺の好みに合わせてやってくれるし。 今も、この世界でお茶って言ったら紅茶が出てくるんだけど、サクヤはほうじ茶を出してくれる。 俺は紅茶はお菓子と一緒にしか飲まないからね。 若干メアさんがメイドに着いてくれるなら迷うんだけどね。 サクヤとメアさんの二人がメイドになってくれたら最高だろうな。 「アリス様とレンヤ様がこちらに向かっておりますがどうされますか?」 「あー…まあいいや。たぶん出掛けることになるだろうから、サクヤも用意してきて」 戦闘はあまりさせたくなかったから探知や補助系の魔法だけをサクヤに教えてたら、探知に関しては俺より完全に上に行かれたな… 今、やっと俺の探知範囲内に連夜とアリスが入ったとこだし…
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