顔合わせ⑨

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柚華は怒っていた。 初対面の少女に対して怒っていた。 柚「う~!!」 凪「う~!!」 …話は数分前に遡る。 アルプの介護で元通りに回復した柚華。 そのまま気分転換に公園に遊びに行った。 …明らかに夜中に近いが柚華なので問題ないだろう。 >閑話休題 とそこで一人の少女に出会った。 ―月明かりを浴び金髪をなびかせ、赤と緑の両目を爛々と光らせ下界を睥睨する、黒いマントを羽織った美少女と。 ?「ふっ。君はボクの下僕に相応しい。」 そう言って来た少女に柚華は、 柚華(以下、柚)「おぉ!厨二病だ!」 あろうことか思ったことをそのまま口にした。 ?「何だと!」 怒る少女。 まぁ、急に下僕だなんだと言った この少女も少女だが、思ったことをそのまま口にした柚華も柚華である。 柚「厨二病に厨二病って言って何が悪いんだよー!」 ?「くっ!ボクには周防 凪という素晴らしい名前があるんだ!!厨二病では、無い!」 憤る少女―凪。 凪「そっちだって、白髪赤目とか、厨二病じゃん!!」 柚「なんだと!ボクのは自前だ!やるかこのやろう!」 凪「望むところだ!!ボクだって自前だ、豚め!!」 罵り合い、掴み合う二人。 柚「う~!!」 凪「う~!!」 >↑で、冒頭に戻る。
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