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柚華は怒っていた。
初対面の少女に対して怒っていた。
柚「う~!!」
凪「う~!!」
…話は数分前に遡る。
アルプの介護で元通りに回復した柚華。
そのまま気分転換に公園に遊びに行った。
…明らかに夜中に近いが柚華なので問題ないだろう。
>閑話休題
とそこで一人の少女に出会った。
―月明かりを浴び金髪をなびかせ、赤と緑の両目を爛々と光らせ下界を睥睨する、黒いマントを羽織った美少女と。
?「ふっ。君はボクの下僕に相応しい。」
そう言って来た少女に柚華は、
柚華(以下、柚)「おぉ!厨二病だ!」
あろうことか思ったことをそのまま口にした。
?「何だと!」
怒る少女。
まぁ、急に下僕だなんだと言った この少女も少女だが、思ったことをそのまま口にした柚華も柚華である。
柚「厨二病に厨二病って言って何が悪いんだよー!」
?「くっ!ボクには周防 凪という素晴らしい名前があるんだ!!厨二病では、無い!」
憤る少女―凪。
凪「そっちだって、白髪赤目とか、厨二病じゃん!!」
柚「なんだと!ボクのは自前だ!やるかこのやろう!」
凪「望むところだ!!ボクだって自前だ、豚め!!」
罵り合い、掴み合う二人。
柚「う~!!」
凪「う~!!」
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