ルル

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でもここにはきみがいます。 だいすきな、だいすきな、きみがいます。 きみがぼくをどうおもっているのかはしらないけれど。 それでもぼくはきみがすきです。 きみのいないせかいなら、にげだせるのにね。 きみがいるから。ぼくは、にげだすことができないんだよ。 ぜーんぶ、きみのせいなんだ。 だから―… ぼくなんて、しんじゃえ。 ただひとり、いとしいきみのためにぼくはしにます。 そうでもしないと、きみをころしそうになっちゃうんだ、ぼくは。 ほんとはきみも、まきぞえにしたいんだけど…、まあいいや。 だいすきなルルへ。 さよなら。 たのしかったよ、ありがとう――――
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