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「話しを聴いていなかったのかい?」
「だから出してやるって言ってるのよ」
驚いたことに彼女は微笑んでいる
それもどこか暖かく、優しげがある笑み……
「君は何を言ってるんだい?」
「今は無理かも知れないけど、私の復讐が終わった後、あなたを自由にするために残りの寿命を使ってあげる」
「僕がその契約内容に納得するとでも?、100%ありえない、女の子の約束に頷くと?」
「だってあなたは、地獄に戻りたくないんでしょ?、なら良いじゃない、少なくとも私の生きてる間はこっちに居られるわよ?」
う~~ん、なるほど
考えたものだね、普通の精霊なら絶体に了承しない内容だ……
一生涯仕えろか……
僕がこっちにいたいことをうまく利用したわけだ
「いいよ、それで……」
「なら契約成立ね……」
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