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なるほど……、堕天使は全て悪魔だと
まあ、あながちまちがいではないけどさ
「そうだね、僕は明けの明星、暁の子ルシファー
人の子に英知を与えし堕天使さ、お嬢様、君が僕を呼んだのかい?」
すると少女は少しの間を置き、話し始めた
「私は、私の欲望を、目的を果たすために、あなたを召喚した」
すごいな、まだ成人もしていない少女が僕の名を呼んだんだ
一人で僕を召喚するなんて
「願いを言ってごらん?
僕に今すぐ叶えられることなら、叶えてあげるよ
僕としては、僕を召喚したその傲慢さと、君の若さと才能を称えて、ある程度までなら代償を求めないよ
僕をあの冷たい牢獄から釈放してくれたお礼さ」
少女の才能と傲慢さに、自然と笑みが溢れる
こんな嬉しいことは何百年ぶりだろ、少なくとも前に召喚された時以来だな
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