深き牢獄から呼び出され

8/11
前へ
/20ページ
次へ
彼女は僕の言葉を聞き、顔をしかめる 「私にはあなたを満足させられないと?」 「君は確かに若く、才能に溢れているかも知れない、でも君程度では僕の願いを叶えられない」 「言ってごらんなさいよ、私こう見えてそこらの魔術師より、魔法が使えるわよ?、それに自慢じゃないけど、お金だってあるから買えるものなら、なんでもあげるわよ?」 彼女の瞳は力強く、自信に満ち溢れている ハッタリや、嘘じゃないんだろうね、でも…… ただ傲慢なだけだ 自分にかなりの自信を持ってる、それは良いことだけど 本当に完全無欠の存在は自信どころか、自分の力についても考えない 完全なのが当たり前だから…… 「無理だよ、君じゃ僕を操ることすらできない」 「言ってみないとわからないじゃない……」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加