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「ちょっ………あなたは誰?」
……………………。
無視ですか。
そうですか。
危ない人?
まあ、逃げたくても腕を掴まれてるから逃げられないけどね。
ていうか、絶賛迷子中でこのままだとヤバいから逃げないけどね。
なんて、考えてる間にもひっぱられ続けてどんどん進んでいく
元いた場所なんてわからない
いま、この場所を離れたら絶対死ぬ自信ある
いろいろ考えたけど結局この掴まれてる手を離すことはなかった
――――そして連れてこられた先は
大きな
そしてとても不気味な
物語にもでてくるんじゃないかというくらいの
館だった
「あ、の....ここ...」
私の腕をつかんでる『見知らぬ男の人』はそんな私の言葉を無視して館へと入っていった
土足で
えぇぇええ!?
土足ーーー?
土足でいいの?超洋風じゃん!
え、靴、靴!!!
「土足でいい」
私がバタバタしたのに気づいたのか...
まだバタバタしてる足をとめてあげた
うん
こんなにバタバタしてたら嫌でも気づくよね
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