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そこに映ったのは
武司の腕だった。
幾つもに分けてある
画像を全て見た。
そこには血に染まる
複数ヶ所にも傷が広がり、
更には手首の方にも
深い切り込みが何本もあった。
僕はただ呆然と立ち尽くした。
聡志「どうするよ?」
昌典「、、、」
迷う事無く、崩れ落ちる
志保を抱き寄せて
何度も頭を撫でた。
昌典「とりあえず、移動しよ。志保は家まで送るわ。」
志保は部活動をしていた為に
家に帰る事を拒み、
グラウンドに消えて行った。
聡志と二人、沈黙が過る。
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