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春先の風が草木を揺らす時
僕は初めて恋をした。
僕の名前は、、
島田 昌典 【しまだまさのり】
中学二年生の学年を迎えた
何も知らない13歳の少年。
僕は不良グループに属する
遊び盛りのガキ大将。
毎日のように
悪事を働いて楽しんでいた。
そんな時に出会ったのが
同じクラスの
藤木 志保 【ふじきしほ】
クラスのムードメーカーであり
お転婆な女の子。
彼女は良く笑う人で
笑顔が本当に可愛くて、
時には空気感を忘れ、
途轍もない事を発して
周りの人を笑顔にしたり、
困らせたり。
そんな彼女を好きになったのが
下校後のみんなの溜まり場の
〈アズ公〉と呼ばれる公園で
先輩が発した一言だった。
「俺、、志保の事好きやねん!」
その言葉が僕の心を大きく変えた。
いつからか志保と話す事、
笑う事が多くなり、
いつの間にか気になってた。
焦りと困惑にかられた。
頭の中は彼女の事で溢れた。
僕は志保が好きだ。
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