深海と大地

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秋雨が目立つ午前。 いつしか僕に志保の笑顔は 見えなくなっていた。 あの時確かに僕は 志保の事をまだ好きだったと思う。 でも武司君と話す志保に 嫌悪感さえ覚えてただろう。 学校に行く術を無くした。 夜の街に良く出歩いた。 日々の中に楽しさが無くなり、 悲しさはどんどん増した。 そんな時に僕は出逢ったんだ。 これから起こる全ての 人生を共にする人と。
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