告白

3/6
前へ
/30ページ
次へ
勝はありきたりなお菓子と 炭酸ジュースと珈琲を片手に 現れた。 勝「お邪魔します。」 母「あっ!勝くん久しぶり!」 母と勝は仲が良く少しばかり 話をしていた。 勝「昌典は部屋ですか?」 母は笑顔で頷いた。 勝「うい!来たでー」 昌典「遅いわー」 勝が泊まりに来るのは かなり久しぶりだったせいか、 懐かしさを感じていた。 勝「ほい!コーヒー!、、で話きかせてや」 昌典「しゃあないなー!別に話ってくらいの事ちゃうけどな」 僕は笑いながら言った。 勝も勘繰り薄っすら笑った。 昌典「俺、、夢愛好きやねん!、、でも志保の事あったばっかりやから自分でも何で好きかわからんねん」 勝「恋愛は理屈じゃないからな。どうすんの?」 昌典「とりあえずは現状維持で行こうと思ってる」 勝はため息をついて苦笑いした。 勝「志保の事はもう好きじゃないんか?」 昌典「うーん、、やっぱりまだ見てしまう。でも夢愛の事ばっかり考えてしまうねん。」 勝「もう告ってみれば?」 勝は笑いながら僕に言った。 その勝の笑顔の中には優しさも感じられた。 勝は僕の肩を叩いて、 「応援するわ!」と言って トイレへと行った。 僕は勝の優しさにいつも 甘えてばかりだった。 本当にいい友達だと思う。 いつか勝に恩返ししないとな。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加