夜空に咲いた花火

2/5
前へ
/30ページ
次へ
近くのコンビニエンスストアには 仲間が沢山待って居て、 少しばかり女の子も居た。 その中に志保の姿は無く、 少し寂しくも感じた。 大量のお酒と大量のお菓子とアテを 手にして自転車を走らせた。 いつもの河原は人が少なく 静かだった。 まだ蝉のなく声も無い時期で あるからだろう。 みんなで始まった 未成年のお酒パーティに いきり立つ気持ちを抑えるも 男達は酒豪を争いだした。 そんな時だった。 志保「ごめーん。遅くなった」 勝、聡志「遅いぞ!」 昌典「えっ!、、」 僕は焦りを覚えた。 この時僕は悟ったに 違いない。 これは元気の無い僕を喜ばす為の 集いだったんだ。 周也は僕の焦りの顔を見て 面白そうに笑う。 この時若い僕の羞恥心が 少し苛立ちまで感じさせたが 正直凄く嬉しかった。 志保「昌典!久しぶり。」 昌典「お、、おぅ!」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加