廃部になった軽音楽部

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廃部になった軽音楽部 作詞 澪田アケミ 作曲 足手まといのアイロニーとか 路上で叫べばキチガイとか 歌でディスればロックだとか 猿真似みたまね やってみたら 愛されなくなった こんなに好きだったのに 誰もロックしてないから にまにま笑って 歌ってみた 孤独かぶれが 一人になった 今 絶交しちゃったバンドメンバーは きっと カラオケしながら人殺してるから ギターの破片ぶっ刺さった 爆音で耳壊れちゃった ファンの声すら届かない 『死ね』 ギターを磨く嘘つきとか ナイフ刺さったドラムだとか ぶん殴ってるベースだとか 歌詞そのままに当てはめたら 愛していたんだ 残虐にする前に あたしもロックが足りないから まにまに泣いて 歌っていた 満身創痍が くだけ散った 今 絶交しちゃったバンドメンバーは きっと 景気とモラルぶち壊してるから 小指の紅い弦を切った あたし一人がメモライザー 会いたくなくて震えてる 『死ね』 このギター ベース ドラム あたし 壊しちゃったのに あのライヴ 拍手 叫び 狂酔 まだ届いてないのに 全て燃やして歌詞の中 絶交しちゃったバンドメンバーは きっと 理解出来ない気持ち歌ってたから 笑った顔で泣いちゃった 助けての声デスボイス 嬉しかったのいつだっけ 絶交しちゃったバンドメンバーは 今は 絶交しちゃったバンドリーダーは 今は 雑踏の中 独りで死んでる
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