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キーンコーン…
｢はい、じゃあ今日はこれで終わりです。明日からは普通に授業なので、心の準備を！しっかりしといて下さいね～。｣
なんだか不安にさせる言い方ですね…。
｢それじゃ号令。｣
｢起立｣
｢きをつけ｣
｢れ…｣
｢ちょっと待て。コラそこぉ！ピシッとせい、ピシッとぉ!!｣
｢…礼。｣
「「「ありがとうございました。」」」
さて、結衣のところに行きましょうか。
帰る支度をし、教室を出ようとすると、声をかけられました。
｢ねえねえ、あなた、有川さん…だっけ!?｣
｢はい、そうですけど…｣
声をかけてきたのはボクと同じくらいの身長で、髪が肩までの長さの女の子。髪の色は茶色ですね。
｢ぼく中野奈緒(なかのなお)。よろしくね。｣
｢あ、はい。よろしくお願いします。｣
｢やだなあ、タメでいいよ、タメで。なんかぼく気を遣っちゃうし。｣
なんと新しいぼくっ娘です。
ややこしいですね。読者が混乱しかねませんよ。
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