新学期

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『んなことより、さっさと乗れ。時間無いんだろ?』 「ああ、そうでした。」 「瑞希だけ乗るのかよー。ずるいぞー。」 「ボクだけなわけないでしょう?バカなんですか?死にたいんですか?」 「大体、瑞希君一人だったら、二体も召喚する意味ないでしょ?」 「瑞希ちゃんはそんなことしないよ!」 『流石のバカ主もそこまでバカじゃねえよ。』 「ううっ…」シクシク あーあ、泣いてしまいました。 まあ、今回は自業自得なので無視しましょう。 「ケルベロス、散!」 『分かれたが』 『どうするんだ?』 「ボクがケルベロスに乗ります。結衣と朱里さんはオルトロスに乗ってください。」 「ええー?迷うなあ……朱里ちゃんどっちに乗る?」 「あたしはどっちでもいいかな。結衣ちゃんが選んでいいわよ。」 「うーん、どうしよっかなー。」 「こっちがいいんじゃない?」 「じゃあそっち朱里ちゃんに譲るー。」 「いや、結衣ちゃんが乗ってよー。」 「ええー?でもー……」 『『いいから早くしろ!!』』 なんですかこの茶番は。
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