プロローグ

3/7
891人が本棚に入れています
本棚に追加
/158ページ
俺、黒霧蓮は疫病神とでもいえる存在に付きまとわれている。 そいつの名は、柳竜也(ヤナギリュウヤ) こいつは一言で言ってしまえば、王道主人公である。 成績優秀、容姿端麗、文武両道などをそのまま体現しており、街中を歩けば十人中十人が振り返る。 困っている人を見れば後先考えずに行動に移す。 また、主人公補正とでもいうべきものか、こいつのとる行動はすべてこいつに有利に働くという、とんでもな幸運の持ち主でもある。 まあ、そんな奴をどうして俺が厄病神と形容しているかと言うと… こいつの起こしたことの後始末を強制的にやらされているからである。 まあ、詳細は省くよ…よくある脇役主人公ものとほぼ同じだから…
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!