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下校中、いつも通り竜也が俺に一方的に話しかけてくるのを聞き流しだらだら歩いていると
「…ねえ、蓮…あれ何?」
「ん?」
竜也が指さす方向、もとい前方を見てみると、二重円に六芒星が描かれ、その隙間に文字が書かれている模様が地面に描かれている。
まあ、いわゆる魔法陣があった。
しかもその魔方陣は光っており、ゆっくりと回転している。
「竜也…短い間の関係だったな…お前はこれから異世界に勇者として召喚されて、魔王を倒してくれと言われるだろう…と、言うわけで
逝って来い。」
俺のこの言葉を待っていたかのように魔法陣は竜也に向かって移動してきた。
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