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左翼は貫かれた衝撃で大破し、ディラは
『ギュオオオ!?』
左翼を破壊されたことで後方に大きく飛び退いた。
「う~ん、胴体に当てるつもりだったんだが…微妙に軌道がズレたか…」
まあ、今はそれは置いとくか…ローブ達の安全確保が先だな、
「おい、大丈夫…じゃないか…俺があのドラゴンを倒すからあんたは仲間を助けな。」
と、金ローブに話しかける。
「っ!!あのドラゴンを一人でか!?無理だ、私も一緒に…」
「魔力が枯渇しているのにか?あれ相手にそんなことしたら自殺行為そのものだぞ」
「う…しかし…」
金ローブは渋っているようだが、
「ああっもう!!戦場で気絶している奴がいると戦闘の余波で殺す可能性があるから先に安全な場所に避難させろって言ってるんだ!!」
そう言うと金ローブはビクッと体を震わせた。
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