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俺はその魔法陣に巻き込まれないように、竜也から離れるように走りだし…
「ちょっ、蓮待ってよ!!」
竜也に腰あたりに抱き着かれた・・・・
「ッ!!竜也離せ!!俺は異世界になんて行きたくねえ!!」
「僕も行きたくなんかないよ!!」
「あきらめろ!!」
などと漫才じみたことをしていると、魔法陣が竜也の真下に到着、よりいっそう強く輝きだした。
くそっ、時間がねえ!!
一刻も早くここから逃げないと…
そして、俺の体の胸あたりまでが魔法陣から出たところで、俺の視界は魔法陣からの光で真っ白になった。
「ちょっ、ふざけんな―――――――――――!!」
そして、俺の意識は光の中に溶けて行った。
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