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-月詠side-
「我は言ったな?勇者召喚を許可する条件として“此方への影響を最小限にすること”“問題が発生した場合速やかに対処すること”“召喚予定の者を教える”この3つを必ず守るようにと」
今、我はアルカディアの世界神を折檻した後の説教を行っている。
「この3つのうち“此方への影響を最小限にする”“召喚予定の者を教える”この2つは守ったが…一番重要な“問題が発生した場合速やかに対処すること”これを疎かにするとはどう言うことだ!!」
「ひっ…ごごご、ごめんなさいぃ~」
「だいたい貴様は…」
説教を続けようとした所で、背後から硝子が割れるような音がした後
「だらっしゃああああ!!」
数時間前に聞いた声の叫び声が聞こえてきた。
そして、何か嫌な予感がしたため、大きく右に飛び退いた。
すると、我が先程までいた場所を鈍色の翼竜が通り過ぎていった。
「へ?き、きゃあああ!!」
我の前で正座し説教をうけていたアルカディアの世界神はその翼竜に潰されたが、そんなことよりも、
「小僧!!これはどう言うことだ!?神界に竜種を入れるとは!!」
-side end-
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