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「そうだ……」 彼女を家まで送り、彼女が玄関の扉に手をかけた時だった。 「文化祭、一緒に見て回りましょうね」 顔だけをこっちに向けて、珍しく僕に笑いかける彼女。 …破壊力抜群。反則だ。 「う……うん」 大ダメージを食らった俺は返事をするだけで精一杯。 「じゃあ、また明日」 そう言って、家の中へと消えていく彼女の背中をしばらく見つめていた。
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