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西「…ったく、危ないだろ?」
俺が瞬時に千晃の手を引いて転ぶことは免れた
千「…えへへ…ごめん…」
反省してるのか、千晃はうつむきながら謝る
………可愛い
西「毎度のことだから慣れましたよっ」
そういって俺は走ってきた彼女の乱れた髪を直してあげる
すると彼女は嬉しそうに俺を見上げる
千「へへっ♪……ずっと逢いたかった…♪」
ボフッと俺の胸元に飛び込んできた彼女をあわてて支える
………こいつ、いちいち可愛すぎる
そんな彼女を俺もまた抱きしめる
西「……次は遅刻すんじゃねーぞ?」
千「……うんっ♪」
満面の笑顔にキスを落とす
彼女に待たされていた時間も忘れるほど
俺のほうが彼女に酔ってるのかもしれない────
-END-
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