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AM10:10
俺が10分の遅刻
千「あっ!にっしー!」
笑顔の彼女が時計台の下で手を振っている
西「ごめんな!寒かっただろ?」
千「ううん!大丈夫!」
そういう彼女の鼻は真っ赤
俺は彼女の頬を両手で挟んだ
千「あったかーい…」
彼女の顔がほころぶ
やっぱり寒かったんだな
俺は彼女の冷たくなった手を握り、俺のポケットに入れた
西「じゃあ行こっか」
千「うんっ!」
ときより彼女の手が俺の手をギュッと握り返すのがいとおしかった
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