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そんな私こと鳴瀬優はなんの大志も抱くこともなく、ダラダラ過ごしていた。
母さんはそれを見兼ねて、絶対に部活に入らなければならない花園学園に入学した。
正直他の学校がよかったのだが、この学校以外は入学金払う気ないという感じなのでしぶしぶ入学である。
母は病院の事務で働いている。
父はサラリーマンである。
つまり共働きなので、家には基本中学三年の桜子との2人だけ。
家事は完全に桜子がやってくれる。俺がやると決まって、
「遅い!」か「あ~…もう…どいて私がやる!!」
という感じでとても器用でテキパキ動く活発な妹なのだ。
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