鳴瀬優は自分を主人公に考えない。

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入学式が終わり教室に向かう。 運の悪いことに教室は四階にある。 「最悪だ…」 そんなことを呟きダラダラと上っていった。 手すりをつたって階段を上っていくと手すりに何か違和感を感じた。 「ん?なんだこれ?」 手すりに何か張り付けてある。 上手く色も似せてあるがここだけ触感が違う。 剥がしてみると文章が書いてあった。 「これを読んだ方はすぐに2階の文化部棟の一番奥の部屋に届けてください。おいしいお茶とお菓子とちょっとした学校関係の秘密を提供致します。」 ほう。学校関係の秘密とな。こういうことを言われると気になってしまう性分なので興味を注がれる。これは学校生活が楽しくなりそうだ!行ってみよう!
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