プロローグ

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丸めていた体をゆっくりと起こす。 体を内から冷やしていく闇に凍え、怯えていながらもわたしは歩みを止めるわけにはいかない。 魔女狩り将軍と名乗るあの男をこの手で、魔女の力によって、殺すまで。  どのくらい黒の街道を歩き続けただろうか。 そんなことを考えても、そもそもここには時間の概念がない為無駄なことだけれど。
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