プロローグ

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何者かわからない恐怖に、私は怯えた。 足音は次第に大きくなっている。 音がなるたびにビクリと体が震えてしまう私をからかうかのように、 少しずつ、少しずつ。 一歩後ろへ下がる。 そこは当然のごとく闇。 闇は私の足を飲み込むように、引きずり込むように受け入れる。
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