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時刻はPM18:00
帰宅する人で溢れてる駅構内。
アタシ達はゲーセンに行ってフラフラしてた。
『プリ撮ろ!』
『いいね♪』
そう言って二人でプリ撮ったりクレーンゲームをして時間を潰した。
二人とも高いヒールを履いていたから足が疲れちゃってベンチで休憩してる時にアタシのケータイが鳴った。
『もしもし?』
『おぉ!舞?何しよるん?』
受話器から男の声。
…誰だっけ?
登録してたのに思い出せず、よくわからないまま話していた。
『今、友達と博多』
『何人おる?』
『2人だよ』
『こっち今、男3人で遊んどるんやけど合流せん?車出すし』
めんどくさ…
断る理由無いしなぁー
麻衣が嫌がってくれたら…
念を送りながら麻衣に聞いた
『男3人暇してんだって。
麻衣知らないヤツだけど遊ぶ?』
『いーよー♪』
やっぱり…断るわけないか…
『もしもし、遊ぼっか』
『よし!あと10分ぐらいで着くけんパチンコがある方の出口におって!』
『りょーかい』
…はぁ
ケータイをしまって溜め息。
麻衣は隣でウキウキしてるし
『もうすぐ着くみたいだから行こっか』
『うん!どんな人?』
『本人以外、誰が来るかしらない』
『えー、テキトーすぎでしょ(笑)』
『毎回こんな感じだよー』
そんなことを話ながら約束の場所に着いた。
3人は先に着いていた。
10分もかかってないし…とか思いながらアタシはその車に近付いた
『よぉ!早く乗って
もう一人は?』
アタシは振り返ったけど麻衣がいなかった
あれ?
少し離れたところで麻衣は固まっていた
アタシは麻衣の側に行って顔を覗き込んだ
『麻衣、どーした?』
『がっつり大人じゃん!』
もっと若いと思っていたらしい
『まぁ運転してるの27歳だしね』
『舞、顔広すぎでしょ!』
『ただのナンパだよ(笑)』
『さすが大人っぽいだけあるわ』
『まぁまぁ、行こ?』
そんな会話をして車に乗り込んだ
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