kiss 2 ふたりきりの夜

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無言になってしまった私に、 照れくさそうに苦笑いをすると、 「悪い。すげーー眠い。肩貸して」 言った側から、 彼が、私の肩に寄りかかった。 小栗の、猫のように柔らかな髪の毛が 首筋に触れてくすぐったい。 けれど .........我慢だ。 今日は沢山助けて貰ったし、 これぐらいのお礼はしなくては。 「好きだな」 え?なに? またもや空耳? 「佐藤の香水のにおい。落ち着く」 .....香水 .....か。なんだびびった。 .
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