kiss 4 [ 恋と、友情と、]

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「泣かせたお詫び。させて」 そう言って、小栗は私にキスをした。 頬に、唇に、 そしてなぜか、首筋にまで。 ちなみに首筋 モロ急所だったりする。 「あ.....」 思わず漏らした快感の悲鳴。 その場に、ズサッとしゃがみこみ、 ゴキブリのように 這い蹲ってバスルームへと直行。 そこまでの 一連の行動時間 コンマ単位。(多分) 自分が出したエロボイスを、 小栗に聞こえて いなければいいのだが.....。 自分の弱点を知られると、 またどんな冷やかしをされるのかと思うと、 かなり恐怖。 だが彼は、 気にする素振りもなく、 バスルームの扉をノックして、 「着替えのジャージ、 ココに置いておくから」 そういって また気配を消していった。 そして用意されていた、 小栗サイズのジャージの裾を 何度も折り返して着用。 既に洗面所に広げて整列している、 新品の歯ブラシと、 これまた新品のヘアブラシ。 そして、KOS○ の 使い捨て、顔パック。 一言、 小栗に言ってもいいですか? こういうシュチュエーション。 相当、慣れてらっしゃいますよね?? 私は........、 人生で数えるほどしか御座いません。 .
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