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kiss 9 [正直しんどい]
四谷署見附交番の巡査が
警電で署に一報を入れた後、
私が襲われたと
報告した場所にて、
犯人が投げ捨てた
ナイフの回収処理が行われていた。
発見されたぺティナイフの
確認作業を行う鑑識班が
到着するのと、
ほぼ同時に、
私の担当である
二人の刑事課の人間がやって来た。
「大丈夫ですか? 怪我はありませんか?」
夜だというのに
グレイのサングラスをかけた
三上刑事が、
ドスの利いた声で
私に安否を確認する。
だが、
先ほどの恐怖と比べると、
たいしたことは無く感じる。
「大丈夫です」
「直ちに検問を張り、
検挙いたしますので、ご安心ください」
丁寧な対応。
けれど
言って欲しいのは出来れば、
イケメン刑事さんがいい。
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