kiss 15 [アイシテル?]

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「そろそろさ、 家空けて1週間でしょ? 永澤さん心配してない?」 「いいの、ほっとくの。だってレーナとセフレだったんだよ!!」 ぶほーーーと吐いたのは杉田君。 大量の香辛料を気管に送り込んだせいで、むせまくる。 「大丈夫?」と水を差し出す私。 テーブルを冷静に拭いているモリリン。 杉田くんはというと、涙目になりながらも、 「あ...なんとか..」と生きている事を告げた。 その隣でモリリンは、アボカドサラダを口に放りながら、話し続ける。 「しかも、それを隠して私と付き合ったなんて。本当有り得ないんだから」 「でもさ、正直に話してくれたわけじゃない? 永澤さんはモリリンを愛してて、 ちゃんと理解してくれると思ったから、告げたんじゃないかな?」 「理解?  今から結婚して家庭を作るっていうのに、セフレがいたことに理解なんか出来る?」 ウ、ごもっともでございます。 「恋人だったらまだ許せるの。 ちゃんと愛し合っていて、そして別れたんだったらいいの。 でも、セフレって愛情も無く抱き合うだけでしょ? 快楽を楽しむだけの感情の無い、割り切った関係が出来るってことは、 この先も身体の浮気を、するかもしれないじゃない」 ........ぐさ。 二言が見つかりません。 私と同じように無言で鍋を突く、杉田君。 君も.......何も言えないですね。
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