着信履歴

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今日はギリアム少佐とテスラ・ライヒ研究所まで来てる。 目的はハロウィン・プランの進行具合を確かめることなんだけど俺が何故お供してるのかって~と社会科見学みたいなもんらしい。 こういう小難しい技術とかも知っておいて損はないってことみたいだけど俺は正直どっちかっつ~と情報収集の為あちこち走り回ってるのが性に合ってんだよな。 そんでも少佐の誘いは断れないから付いてきたんだけどさ。 ~♪ くあって欠伸しながら熱っぽい技術者さんの説明を聞いてっとズボンのポッケに入れてた携帯の着信音が鳴り響いた。 「すんません…ちょっと…」 携帯電話を見せながら謝って一旦その場から離れてく。 携帯画面を確認した直後すぐ耳に当てた。 「もしもし…壇さん?」 俺が名前を呼ぶと電話の向こうにいる人から返事がくる。 『もしもし…光次郎?そっちの調子は?』 きっと情報部の部署で仕事してる壇さん。 そっちの方が大変そうなのに俺のこと心配してるから思わず笑っちゃった。 「あっは…!こっちは別に変わったことはないですよ…ってか難しい話ばっかで退屈してる」 その返答に壇さんが呆れたような溜め息を漏らしたのが聞こえた。 『光次郎…少佐が折角テスラ研まで連れてきてくれたんだから―――』 「はいはい!!ちゃんと勉強させてもらいますよぉ~!!」 あっぶねぇ~。 あのまま言葉を遮らなかったら危うく俺の苦手な長ったらしい説教コースに行くとこだった。 まぁ説教を受けんのが好きな奴なんか滅多にいないだろうけど。 『[はい]は一回!』 「はい~分かりました~!」 『伸ばすな!!』
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