君を失った日

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学校に行く途中で聞いてみることにした。 「結局お前は何がしたいんだ、いつもさぁ」 まあなんとなくわかるが。 「ん?別に?楽しいことがしたいだけだよ?」 やっぱり予想通りの答えだな。 「わかってたよ、でもお前の楽しみのために俺を巻き込むなよな」 まったく困ったものだな。 「むむ?それは違うよ?私は夜魅君だからやるんだよ?夜魅君じゃなきゃ意味がないんだよ!」 それはいいことなのか? 「おいおい、それは俺で遊んでるってことだろ?」 「ん?うん」 「なんであたりまえのような言い方をするんだ?」 あたりまえだと言うなら困ったものだけど。 「うん、あたりまえだもん」 うん、やっぱりこういうやつだよな、わかってたよ。
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