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「明日、中庭でな、久しぶりに ももと会う約束をしてるんだよ。で、そン時に、俺に昔くれたネックレスを返す事になったんだけど、そのネックレスが どこ行ったんだか、見つかんねーんだよな…」
と言うと、優は再び、がざごそと本棚を漁り始めた。
「”もも”って…、元カノの亜月さん?」
「あぁ。付き合ってた時に誕生日プレゼントに貰ったんだけど、別れたから返せって言われたんだよ」
「へぇー…」
しかし十分後。
「あーダメだ、見つかんねえ!もう良いや。どっかに無くしたって言おう」
「うん。それが良いよ、きっとわかってくれるよ」
「あぁ」
優は探すのを終えた。
そして、翌日。
ももと会う時がやって来た。
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