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8月に40歳の誕生日を迎えるわたし。
結婚して16年目に主人を病気で失った。
これからどうしようと悩みながら2人の子供と走り続けてきた。
仕事は、建築家。
大学のときの先輩が立ち上げた建築事務所で働いて5年。
子供は高校生の息子と小学生の娘がいる。
子供たちは父親を亡くしてから母である私を助け家族仲良くすごしてきた。
主人を亡くしてからも仕事を続けてこれたのも家族や周りの助けがあったからと感謝している。
高校生の息子はアルバイトをしながら家計を助けてくれて妹の面倒もみてくれてる。
娘は小学生ながら家事を手伝い元気でやさしい絵を描くことが好きな女の子に育った。
仕事も家族もこの上なく順調な私。でも、寂しい。
それは主人がいなくなってからずっと抱えてきた思い。
家族には言えない寂しさ。
女としての寂しさが私にはある。
きっと旦那に先立たれた女にしか分からない寂しさなのだろう。
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