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……こんなの、、男らしくないなと分かっている。
でも、今日だけは泣くコトを自分に許してあげようと、涙を拭うこともせずに、静かに泣き続けた。
……不意に顔に影が差して顔を上げると、目の前に女の子が立っていて驚く。
差し出された白いハンカチ。
茶色のボブカットの髪の毛がサラサラと風になびいていた。
…真っ直ぐな意志を感じさせるくっきりとした瞳、それを縁取る長い睫毛。制服は、南部女子のセーラー服で年は同じ位のように見える。
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