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彼女はしっかり、待ち合わせ場所にいた
私服の彼女が……
僕は固まってしまった…
時間にすると数秒だったのだろう…
でも、一日中見ていた様な時間だった…
我にかえった僕は直ぐさま彼女に向かって行った
「待った??」
明らかに僕の方が待っていたのに白々しい……
「ううん。全然」
優しい言葉……
とても優しい言葉…
僕はこの会話を一生忘れる事は無いだろう……
僕たちは映画を見た。
何を見たかなんて問題じゃ無かった
彼女と同じ空間にいられるだけで
幸せを感じられたから
時間は1時を少しまわったくらい
二人でお昼を食べる…
ここでも何を食べたか覚えていない…
辺りをブラブラして
気付くともう4時をまわっていた
僕はもっと彼女と一瞬でも長くいたかった
でも、別れの時間はやってくる
時間は、5時26分
……………運命の時間……………
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