…出会い…

2/2
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
ある朝、眠い目を擦り 電車に揺られていた。 僕はあまり 電車が好きでは無かった… おじさんの臭い・おばさんの臭い 全てが混ざりあって何とも言えない… そんな辛さにウンザリしていた…… そこに一筋の光が。 すっと僕の前に差し込んできた。 僕は、この地獄のような電車の中で 女神を見つけた。 次の瞬間、僕は彼女に声をかけていた。 彼女は戸惑っていた… . 当の本人である僕も戸惑っていた… 声をかけた自分に… 気まずい空気が流れる… しかし、電車からは降りられない… これが本当の地獄だ…… 僕は心から、そう思った… が、地獄は一瞬で一転したのである。 彼女から 「○○駅から乗ってますよね??」 という言葉。 彼女は僕を知っていたらしい。 「うん」僕は答えた。 そこから何を話したか 覚えていない… しかし、気まずい空気が天国のような楽しい空間になっていたのは ハッキリと覚えていた。 それから毎日のように会話を交わすようになっていた …電車の中で…
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!